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東北旅行(花輪線龍ヶ森)③ [東北旅行1(昭和時代)]

今回は昭和40年8月10日~19日にかけて、初めて東北旅行に行った時の1日目、花輪線龍ヶ森に訪れた時のお話です。現在は安比高原ですね。
上野から19時10分発常磐線経由の急行「十和田」の夜行列車にゆられ盛岡に向いました。列車はかなり混んいて客席に入れなく友人3人と洗面所で一晩明かし、早朝4時25分に盛岡に到着しました。
     上野駅

盛岡駅の待合室で待つこと1時間程で、花輪線の始発5時30分大館行きの気動車に乗車。確かこの時は非常に眠くて車内でウトウトしていたかな。北森駅で一度下車し、盛岡行き蒸気機関車8620機の客車列車や貨物列車など撮影してから龍ヶ森駅へ向かいました。着いたのが多分8時過ぎ頃と思います。

                 33.3%の急勾配を登ってもうすぐ駅に着きます。初めて龍ケ森を見たときは何とすばらしい所なの、と感激しました。周辺は民家、お店などありませんので食料は予め調達しておかないと大変です。

                龍ヶ森はハイキングや山菜狩りが出来るのでハイカ-や行楽客が結構乗り降りしていました。夏期は貨物量が少ないのか補機が殆ど付かなくてガッカリした様な記憶があります。右のチョコッと見えるダブルルーフのオハ31客車はヒュッテになっていて、冬場、スキ-ヤ-の宿として営業していました。私も冬に訪れたときここヒュッテにご厄介なりました。確か、とん汁が美味しかった覚えがあります。

                 一休みの間、連結器に油を注す機関手。補機が付く区間なので連結機には特に念入りに点検ということでしょうか。

                発車時間です。一時の休憩もおしまい。出発進行!! これから岩手松尾まで急な下り坂。スピ-ド押さえながらの運転です。

                赤坂田側より線路から眺めた風景です。サイロを持つ農家が目立ちますね。今は東北自動車道が通っていると思います。

          
木陰で汽車を待っている時にいつの間にか眠ってしまい、蒸気機関車のブラフト音で目がさめた覚えがあります。 蒸気機関車8620機が引く客車列車は1日上下線6本あり、その内の午前中に盛岡行きが1本と夕方に大館行きが1本この龍ヶ森の峠越えをしていました。夕方の大館行きは6両編成の客車でした。岩手松尾駅(現在は松尾八幡平駅)で後方に補機が2両ついて龍ヶ森へと登って行きました。

                盛岡行き準急「よねしろ1号」が赤坂田からエンジンを噴かして登ってきました。まだ未舗装の津軽街道を多分トヨタの「コロナ」かな、土ぼこりを上げて「よねしろ1号」を追い越して行きました。

                後に補機が付いているにもかかわらず歩く速度みたいな感じで登って来た貨物列車。10分程前からボッボッボッとブラフト音が聞こえていました。まぁ-、しかし下手な写真だなぁ-後ろの補機が見えないなぁ。

                後追いです。あまりにも遅いので煙が流れません。煙も一緒にくっいて龍ヶ森に登って行きました。
この先には龍ヶ森トンネルがあります。龍ヶ森の出口付近が確かサミットと思います。

                短い貨物列車をトンネルを入るまで見とどける駅長さんでした。

   
龍ヶ森には13時頃で切り上げて荒谷新町駅にある小さな庫を見に行っていました。花輪線を統括する花輪線管理所と言って8620機を当時7両程管理していたと思います。

今回、殆ど赤坂田方面と龍ヶ森駅付近でしか撮っていなかったようです。多分、滞在時間が無い事と、行ったり来たりする事が辛かったのかなぁ。

この後、荒谷新町を14時07分盛岡行きに乗って好摩で東北本線に乗り換えて北上、青森まで行き、青森から夜行列車に乗って一路南下して一ノ関に行きました。
かなりハ-ドなスケジュ-ルだったんですね。何れ一ノ関のお話を。

では これで

 

    

 


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