フイルムトラブル [カメラ]
今日、久しぶりに小田急線の旧塗装LSEを撮りに朝早くでかけました。昨日から雪で自宅の前は多少積もっていました。撮影場所は伊勢原-新松田-渋沢という順で計画。雪のお山をバックにと、チョッと期待。自宅からバスで相模大野に着いて、小田急に乗ろうとしてパスモを出そうとしたら何と札入れを忘れてた。まぁ小銭で何とか行ける範囲なので計画通り実行。伊勢原に行き旧塗装LSEを待っていました。ところが運用が変わったのか既存のLSEが来てしまいました。お山も雲がかかっているし、病院がやけに目立つし、1時間程ウロウロしてトットと撤退しました。予定通り行かない場合もあるものですね。
さて、今日はフイルムの出来事です。
昭和39年から45年頃までの鉄道撮影などは白黒ネガフイルムで撮っていました。フイルムの種類は主にネオパン、コニパン、トライⅩなどです。
カメラを始めた頃はフイルム現像を写真屋に出していましたが、だいぶカメラに馴れてきた頃から現像も自分でする様になりました。微粒子現像で一般的なのがD76といって無難な現像液でしたので、殆どこの現像液を使用していました。
今回は、現像液の話でなくフイルムが3年前頃から急に傷み出してきた話です。
フイルムの保存はもう20年前に当時の紙ネガケ-スから全て市販されている透明のネガケ-スに入れ替えて日付順にホルダ-でまとめました。
こんな感じで保存しています。
フイルムの使用頻度は、引き伸ばしも自分で行っていましたので、結構ネガを見ていました。カビなどが生えているネガが割合と少ない状態でした。もちろん、押入れの奥などには仕舞い込んだりはしていません。
ところがそれにもかかわらずフイルムが化学変化したのでしょうか、酢酸と思われるスッパイ匂いがしてきて、ネガのベ-スからは赤い液が出てきたのです。それとネガケ-スから取り出すとフイルムが縮んでしまいます。
赤い斑点が出てきた状態です
フイルムをネガケ-スから取り出すとご覧の通り縮まってしまいます。上がネオパンで下がコニパンです。
この現象がなっているフイルムには共通点があることに気が付きました。まず現像は写真屋に頼んだ物で、フイルムがネオパンがひどく傷んできています。自分で現像を行なった物も最近になってすこし傷み始めてきています。但し、コニパンとトライⅩは何も傷んでいませんので不可解です(この二種類のフイルムは全て自分で現像しています)。
ネオパンの赤いフイルムベ-スのその赤いのが化学変化して液状になったのでしょうか。原因が分かりません。
赤い液をテッシュペ-パ-でふき取るとその部分が跡となってしまいますがそれ以上広がらないようです。今のところは。
知らない間に赤い斑点が拡大して乳剤面が剥離しています。
又、放棄するフイルムで、試しに水洗いをしたら昆布状態になってしまいました。けして水洗いをしないように。
従って、只今、急いでデジタル化をしている次第です。これが又えらく時間のかかる仕事で1コマ
スキャンするのに2分以上程かかってしまいますが、まぁ、パソコンおかげて助かっています。
又、当時ネオパンのフイルムよりもコニパンのフイルムの方が安かったので殆どがコニパンなので、それが幸いしています。
皆様も、お気をつけて保存してください。
では これで
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