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(No193)吹雪の倶知安駅② [北海道旅行冬編(昭和時代)]

昨日はカミサンの実家新小岩に遊びに行ってい来ました。相模大野で江ノ島から来るロマンスカ
-を待っていましたところ、EXEと思っていたら何とMSEが来ました。これはラッキ-。
鉄道音痴のカミサンは「古いロマンスカ-なの」と言っていたので、「これは一番新しいのだ」と教
えてあげた。どうやら皆同じに見えるらしい。ちなみにこのロマンスカ-は「えのしま24号」です。
初めて乗ったMSEの車内。中々いい感じですね。それにとても静かです。
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新宿に到着。折り返し「さがみ」号となりました。
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さて今回は吹雪の倶知安駅でC62重連「ニセコ」が到着したお話です。

---1970年3月16~18日---

倶知安駅に着いたその夜(15日)は雪化粧した静かな倶知安駅でしたが、ホ-ムに雪がかなり
あって機関車の先頭まで行けなかったようです。私は跨線橋の窓にカメラを置いてスロ-シャ
ッタ-で撮った覚えがあります。ネガを見ると7コマ程撮っていましたが、まあまあのがわずか
3カットで後はブレていました。
「ニセコ」が到着しましたが、ホ-ムに居た同業者は先頭までいけず除雪した雪の山に登って
撮影するのが精一杯な様でした。
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翌日16日は、朝から吹雪でDD14がラッセルしていました。
何時間送れて来たのでしょうか、吹雪の中をC62重連「ニセコ」がやっと到着です。
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続けてもうワンカット。スノ-プロ-で雪を除雪しながら来ました。
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到着です。前輪が半分埋まっています。こんな状態で走って来たのでしょうか。蒸気機関車は
凄いです。
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正面に来ると雪で連結器の辺りまで埋まっていました。これで出発が出来るのでしょうか。
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地吹雪になるとやっと機関車が見える程度、当時撮影もさぞかし大変辛かったかなと思います。
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車体や場内信号機が見えるときは地吹雪がおさまっている時です。
016.jpg

機関士さんが前方の雪を見つめています。どうやら出発の作戦を練っていたようで、そろそろ出発
する様です。しかし、どの位倶知安に停車していたのでしょうか全く判りません。
017.jpg

いよいよ出発です。汽笛が2発鳴り響きました。
この雪魂が前方に積もったままで発車するのかと思っていたら、何とバックしたではありませんか、
どの位バックしたでしょうか。今度は勢いをつけて前進です。しかし前方の雪魂は手ごわい空転です。
再度繰り返すと何と雪を掻き分けて出で行きました。
C62重連で機関士の息の合った離れ業を目の前で見ていました。凄い迫力、吹雪の中我を忘れて
見入っていました。だだ驚きと感動しました。
残念ながら、フイルムが終わっていてこのシ-ンは撮れませんでした。たとえ撮ったとしても吹雪で
殆んど写らなかったと思います。

しかし雪が全然おさまる気配がありません。明日も吹雪かな、思うように撮れずこの状態が続くようだ
ったら、駅前旅館から、倶知安ユ-スホステルに移動しなければいけません。予算が足りなくなります
からね。

今回はこれで終わりです。次回も吹雪の倶知安です。

では これで。
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