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(No143)伯備線阿哲峡⑤ [伯備線布原信号場(昭和)]

さて、今回で昭和43年3月、45年3月に訪問した伯備線阿哲峡の最終回です。

今回は鳥越トンネルの備中神代側に行きます。

鳥越トンネルを出ると山裾に沿って流れていた西川が線路脇に寄って来ました。蛇行していた西川
が線路に沿って比較的静かな流れになっています。そして高いところを走っていた国道は線路の方
に下って踏み切りを渡ります。線路は踏み切りを過ぎると黒滝山トンネルに入ります。トンネルを出
ると再び国道の踏み切りに出会います。この踏み切りを過ぎると備中神代駅は目の前です。
この駅から伯備線は右側へ芸備線は左側へと分かれます。芸備線は本来この駅が0起点ですね。


鳥越トンネルから出て煙を上げて10/1000の上り勾配を登って来ました。
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C58の後補機を従えて来た上りC58牽引の貨物。右は線路に沿って流れる西川です。鳥越トンネル
付近。
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下りC58牽引貨物。鳥越トンネルからまだ白煙が出ています。西川は山裾に沿って右へと流れて阿
哲峡へと入っていきます
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下りC58牽引の普通列車がゆっくりと登ってきました。この辺りは10/1000程の上り勾配でもかなり
きついのでしょうか。
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伯備線の優等列車はキハ58の綺麗な長い編成でしたが列車名がまったく解りません。
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この上り急行は丸い看板に「たまつくり」と書いてありました。
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山の中腹の高いところにあった国道が線路の方に下ってきて黒滝山トンネルの手前で線路を渡ります。
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国道は山を迂回し、黒滝山トンネルの出口で再び線路を渡ります。トンネルを出るともう備中神代駅に
到着します。
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1、2番線は伯備線、3番線は芸備線。伯備線の上り普通列車が到着してタブレットを渡しています。
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備中神代駅前です。看板がある家が駅前旅館だったと思います。ここで2泊しました。
032.jpg

駅の入り口で記念撮影です。今は駅本屋は取り壊されてこの入り口が残っているようです。
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夜、駅に行きました。辺りはすごく静かで蒸気機関車の音だけが聞こえています。ヘッドライトがハイビ-ム
になっているか如く強烈にまぶしかった覚えがあります。2番線に到着したD51牽引下りの普通列車。
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3番線にC58の補機を付けた芸備線のC58牽引上り貨物が通過します。
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伯備線の石灰列車。この日は三重連でなく期待はずれて重連で来ました。備中神代付近で。
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★ラッキだったのでしょうか。とんだ拾い物。
三重連を待っていたら石灰列車が運休。その影響でしょうか、D51の四重連が回送で新見に下って行
きました。
006.jpg

布原信号場から備中神代を歩いて何往復したか忘れましたけど、当時はタフだったんですね。今さら自分で
も感心しています。西川渓流の美しさと、山深い谷間に蒸気機関車の汽笛が轟きとても素敵でした。それに、
伯備線に芸備線が乗り入れていたので客列車や貨物列車が結構走っていて飽きない楽しい路線でした。
当時お世話になった布原信号場の駅長さんにお礼にアルバムを作って送りました。

以上これで伯備線阿哲峡シリ-ズはお仕舞いです。
尚、
伯備線布原信号場の写真は「なめくじ会の鉄道写真館」のホ-ムペ-ジにも載せていますのでそちらの方も
ご覧下さい。
http://home.a00.itscom.net/yosan/jyoki/hakubi/hakubi.html

では これで。

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くにぷ

布原信号場という懐かしい名前に惹かれて訪問させて頂きました。
父方の実家が島根だったもので、その昔、伯備線-芸備線-木次線と乗り継いで帰省していた記憶があります。
布原は芸備線だと止まっちゃうんですよね。
by くにぷ (2008-06-13 19:11) 

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